2014年9月8日月曜日

想い


私はボートが好きだ。本当に大好きだ。
オールを伝って手元に伝わってくる繊細な感覚。
艇が良く走った時の何とも言えない感動。
誰よりも早くゴールを切った時の優越感。
これは何にも代えることができず、これから先同じスケールでこれらを感じることはできないだろう。

ボートを始めて早10年。本当に色々なことがあった。
中学、高校、大学とそれぞれの仲間とその時その時を必死に生きてきた記憶が走馬灯のように思い出される。

釣りを始めていなければ、水泳を始めていなければ、進学校へ進んでいたら、諦めて他大学の推薦をとっていたら、鈴木明也と出会っていなければ、これら無関係にも思えることが何一つかけても今、ここで早稲田大学漕艇部員として文章を書く私は存在しなかったでしょう。
これまでの多くの出会い、選択が着実に積み重なって今の自分ができたのだと強く感じる。

そして迎える最後。
ここ早稲田大学漕艇部でボート競技人生に終止符を打てること、なによりこの仲間と共に閉じられることを最高の幸せに思う。

残り僅かな競技生活。
最後のレースでは謝りたくはない。
何より、期待に応えて皆を笑わせて自分も笑いたい。
最後を謝って終わるなんて絶対に嫌だ。
仲間と笑って泣いて抱きしめ合って終わりにしたい。

死ぬ気で漕ぎます。
是非、最後まで応援よろしくお願い致します。

スポーツ科学部4年 副将 田﨑佑磨

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