2014年9月5日金曜日

感謝


ラストブログが回って来ました。
正直、もう来ないだろうと思って油断していました。笑

さて、引退まで10日を切り、最後のレガッタに向けて気持ちも仕上がって来ているところなのですが、
部屋で1人になったりすると、今までのボートに関わった7年間を思い返してしまいます。
3年以上続けた競技は初めてで、やっぱり費やした年月が長いと色んな葛藤や衝突、
それらを経て得た成長があったなと今考えなくても良いことをたくさん考えてしまうのです。

特に大学に入ってからは自分の未熟さに嫌気がさしていた1、2年の頃の事を思い出します。
あの時から少しは成長できたでしょうか。

体育会の中でも漕艇部はかなり厳しい毎日を送っていると思います。
朝は早く、夜は早く寝る、その間には練習、学校、また練習とキツキツにあるのですから、普通の大学生では考えられないでしょう。

それ故の困難や苦悩はもちろんありました。
しかし、四年目になってもちっとも慣れた感覚がありません…
結局慣れることなく、学年を重ねるにつれ、その余裕のなさを楽しめるようになったと思います。
7年目ということと、最後の年だからという二つが重なって生まれた境地なんですかね。

自分のことはさておき、この7年間の競技生活では本当にたくさんの方々に支えられている事を感じました。

まずはOBOGの方々、優しく時に厳しく我々を見守ってくださいました。
名前は出せませんが、去年のインカレで付きペアで優勝したとき、泣いて喜んで下さったOBの方がいました。
高校時代、貴方が自分を見つけ出して機会を与えてくださらなければ私は今ここにいませんでした。
高校で大した実績を残していない自分を信じてくださってありがとうございます。
マネージャー、トレーナー陣
裏方などとんでもない。
間違いなく大黒柱はあなた方です。
朝早くからビデオ撮り、朝食作り、OBや来客の対応、選手のケア、レース中のサポート、自分が知らない仕事は他にも色々とあるでしょう。
直接言うのが恥ずかしいだけで漕手はみんな本当に感謝しています。
もっと誇りを持ち、胸を張り、毅然としていて下さい。

監督、コーチのみなさん
普段の練習を見ていて、もどかしいことも多々あったでしょう。
ご自分達の仕事もある中、今日は疲れてしまったから休みたいということもあったと思います。
それでも我々と一緒の目線で我々と同様に熱い気持ちのベクトルを勝利に向けてくださいました。
体制が変わって、多忙な日々の中、自分達を引っ張っていただきありがとうございます。

そして両親、
調子はどうだと電話してくれたり、遠い田舎から応援に来てくれたり、手作りのおかずを冷凍して送ってくれたり、金銭面以外でもずっと支えてもらって、おかげで何とか自立への道も開けそうです。
感謝してもしきれません。

最後に同期のみんな、
本当に色んなことを経験し、その度に悩んで全部を上手く乗り越えた訳ではなかったかも知れないけれど、一緒に前に進んでいこうという気持ちは共有していたと感じています。
みんなのおかげで今の自分がある 心の底からそう思います。

この学年のこのメンバーと一緒に過ごした四年間は自分の誇りです。

長くなりましたが、
自分は自分のために闘うというのがあまりモチベーションに繋がらないので、
この方々への恩返し、そして早稲田の誇りにかけて
最後のワンストロークを漕ぎ終わるまで勝利のために闘います。

最後まで見守っていただけると幸いです。

ONE WASEDAに栄えあれ

スポーツ科学部4年 正垣克敏

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