2014年9月2日火曜日

最高の3年半


9月に入り、全日本選手権まで残すところ2週間を切りました。
わたしが漕艇部の部員として過ごす日々も残りわずかです。

入部して半年間は通いで漕手を経験し、その後マネージャーになって3年間。
なりたくてなったマネージャーですが、思い返せば辛いこと、苦しいことの方が多かった気がします。
1年生の頃は先輩に指示をもらわないと何もできず、毎日怒られてばかりだったわたしが、今では後輩に指示を出すようになっています。
この3年間でわたしは確実に成長することができました。

わたしがマネージャーをやっていてよかったと思うのは、漕艇部の活動がいかに多くの人に支えられて成り立っているかを知ることができたことです。
漕手・COXのみんなの活躍、マネージャー・トレーナーのサポート、学連マネージャーの大会運営、部員のご家族のご協力、大学、OBOGの皆様からのご支援。
どれが欠けても早稲田大学漕艇部の活動は立ち行かなくなります。
内田監督の掲げるONE WASEDAとはまさにこのことだと思います。
それを身をもって実感してから、日頃から感謝の気持ちをもって人に接することができるようになりました。

マネージャーをしているとよく聞かれるのが、「どうしてマネージャーをしているのか」という質問です。
確かにマネージャーは表立って活躍することのない役回りですが、本気で日本一を目指すチームの環境を作り、一緒に日本一を目指すことができ、勝ったときは一緒に喜ぶことができます。
これはどこの部でも同じことかも知れません。
わたしが漕艇部でマネージャーを続けることができたのは、漕艇部の"人"がよかったからです。
当たり前のつもりでした行動に「ありがとう」と言ってもらえる。
勝ったときにサポートしてるわたしの首にもメダルをかけてくれる。
数えればきりがないほど、たくさんの嬉しいことがありました。

この人たちのためなら、何だってできると思わせてくれる素敵な人がたくさんいる。
これは何より幸せなことだと思います。

わたしは早稲田大学に入り、漕艇部のマネージャーになった自分の選択を後悔したことはありません。
他の場所では経験することのできない、最高に充実した学生生活を過ごすことができたと思っています。

いよいよ最高の3年半の締めくくり。
大好きな仲間たちが本気で獲ろうとしている日本一のタイトル。
わたしも最後の瞬間まで全力で駆け抜けます。ご声援、よろしくお願いします!

文化構想学部4年 石川恵梨花

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