みなさん、こんにちは。
スポーツ科学部四年、チーフトレーナーの茂庭です。
月日が流れるのは本当に早いもので、
日一日と暖かくなり、もう四年の春が来てしまいました。
僕は一年次はまだ入部していなかったので、
今回は三回目の早慶戦になります。
早慶戦の時に毎年感じるのはボート選手の冬はほんとに長いです。
僕の地元の北海道の冬よりももっと長く感じます。
それは期間だけでなく、練習の量もシーズンの比ではないからかもしれません。
今年も一昨年、昨年に劣らない、むしろそれを超えるような厳しく、
辛い練習を選手達は懸命に取り組んできました。
限界ギリギリのところで練習を続ける選手達には、
常に故障のリスクが伴います。
僕もトレーナーとして今冬も選手達のサポートに全力で取り組んできました。
その場その場ではベスト尽くしたつもりですが、
振り返ると上手くいったことだけでなく、後悔もいくつかあり、
僕たちには次の冬はないんだなと思うと、何とも言えない心境です。
そして長い冬を越えて、とうとう4月13日に早慶戦を迎えます。
早慶戦は僕にとって何なのか、と考えた時に上手くはまってくれる言葉が見つかりません。
ただ毎年この結果で長い冬の頑張りが報われた気もすれば、
まだまだ足りてなかったと痛感させられることもあります。
どの大会でも感じることですが、1クルーでも勝利すると嬉しいですが、
1クルーでも勝てなかったクルーがいるとすごく悔しいです。
僕は最後の早慶戦、完全優勝する早稲田を選手の皆に
味わってもらいたいし、僕自身その姿が見たいです。
早慶戦当日はもうトレーナーにできることはほとんどなく、
選手を信じて送り出すことしかできません。
僕ができるのは残り1週間気を抜かずに活動し、
選手のパフォーマンスを最大限引き出せるようにすることだけです。
だからこそ、その一点に余念がないようにしていきます。
早慶戦を皮切りに、軽量級、インカレ、全日本とラストシーズンに突入します。
青松・辛島体制の初陣である早慶戦に向かって、選手、
サポート陣一同最善を尽くしているので、全艇必ず慶応を上回る艇速を出し、
一番にゴールを通過するはずだと信じています。
皆様も早稲田クルーに熱い応援、ご声援をよろしくお願いいたします。
4年 茂庭佑希