2014年4月7日月曜日

長い長い冬を越えて…


みなさん、こんにちは。
スポーツ科学部四年、チーフトレーナーの茂庭です。

月日が流れるのは本当に早いもので、
日一日と暖かくなり、もう四年の春が来てしまいました。
僕は一年次はまだ入部していなかったので、
今回は三回目の早慶戦になります。

早慶戦の時に毎年感じるのはボート選手の冬はほんとに長いです。
僕の地元の北海道の冬よりももっと長く感じます。
それは期間だけでなく、練習の量もシーズンの比ではないからかもしれません。

今年も一昨年、昨年に劣らない、むしろそれを超えるような厳しく、
辛い練習を選手達は懸命に取り組んできました。
限界ギリギリのところで練習を続ける選手達には、
常に故障のリスクが伴います。
僕もトレーナーとして今冬も選手達のサポートに全力で取り組んできました。

その場その場ではベスト尽くしたつもりですが、
振り返ると上手くいったことだけでなく、後悔もいくつかあり、
僕たちには次の冬はないんだなと思うと、何とも言えない心境です。

そして長い冬を越えて、とうとう4月13日に早慶戦を迎えます。
早慶戦は僕にとって何なのか、と考えた時に上手くはまってくれる言葉が見つかりません。
ただ毎年この結果で長い冬の頑張りが報われた気もすれば、
まだまだ足りてなかったと痛感させられることもあります。

どの大会でも感じることですが、1クルーでも勝利すると嬉しいですが、
1クルーでも勝てなかったクルーがいるとすごく悔しいです。
僕は最後の早慶戦、完全優勝する早稲田を選手の皆に
味わってもらいたいし、僕自身その姿が見たいです。

早慶戦当日はもうトレーナーにできることはほとんどなく、
選手を信じて送り出すことしかできません。
僕ができるのは残り1週間気を抜かずに活動し、
選手のパフォーマンスを最大限引き出せるようにすることだけです。
だからこそ、その一点に余念がないようにしていきます。

早慶戦を皮切りに、軽量級、インカレ、全日本とラストシーズンに突入します。

青松・辛島体制の初陣である早慶戦に向かって、選手、
サポート陣一同最善を尽くしているので、全艇必ず慶応を上回る艇速を出し、
一番にゴールを通過するはずだと信じています。

皆様も早稲田クルーに熱い応援、ご声援をよろしくお願いいたします。

4年 茂庭佑希

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