2013年10月27日日曜日

3連覇へ

対校エイトのクルーリーダーを務める長田です。今年も早いもので、シーズン最後の大会、全日本新人選手権の最終日を迎えています。

今年は全日本が10月に行われたため、例年に比べクルーで練習する時間がとても短い中、大会を迎えることになりました。でもそれはどこの強豪チームも同じです。2週間という短い練習期間の中一番成長し、一番濃い練習ができた自信があります。

現在、早稲田大学対校エイトは連覇を成し遂げています。正直それがプレッシャーで焦りもありました。しかし逆に考えれば、僕らには昨年優勝したという経験があります。上級生を中心にクルーを引っ張って、今年も必ず栄冠をいただきます!

3連覇をできるのは僕たちだけです。他クルーでは達成できない。僕なりのモチベーションの上げ方です。北島康介にも、WBC日本代表にもできなかった。勝ち続けるということはとても難しいと分かります。でも今はワクワクしています。自分たちらしく攻めのレースでぶっ飛ばしていきます。

早稲田一丸で優勝しましょう。応援よろしくお願いします。

スポーツ科学部2年 長田敦

2013年10月26日土曜日

11連覇へ

全日本が終わり、ついに新体制が始まりました。
そして、今シーズン最後の大会「全日本新人」の幕が開けました。



私は今回、初のクルーリーダーとして女子舵手付きクォドルプルで出場します。
去年の私は何かを考える余裕もなく、先輩方に頼りきりでただただ漕ぐことしかできませんでした。
そんな私も、今ではクルーリーダーを務めさせていただいています。
毎日ボートの事を考え、クルーの事を考えてきました。
まだまだ頼りないとは思いますが、全日本新人最終日までしっかりまとめていきたいと思っています!



今年の女子クォドは、個性豊かな勢いのあるメンバーが勢ぞろいです!
ストローク榊原をはじめ、1年生佐藤、土井、亀本、全員を信じ、どこよりも速いスピードを体感したいと思っています。



シーズンラスト、先輩方の思いを引き継ぎ、最強の姿をお見せします。


2年 土屋 愛

2013年10月24日木曜日

記憶に残るレース

留学から戻りました。
商学部二年田中です。
2ndエイトのクルーキャップを務めさせていただきます。

最初で最後のクルーキャップ、クルーに恵まれました。
最高のクルーです。
寺田はキツイ時でも最高のリズムを刻んでくれます。
石坂・木金は恵まれた体格で力強く漕ぎ、杉田は熱い闘志が強みです。
武田はユーモア担当。彼のおかげでクルーに笑いが絶えません。
松永・菅原はクルーを出せる限りの声で盛り上げます。

今年の2ndエイトには今までにない勢いがあります。爆発力があります。気持ちの強さがあります。
対校はきっと記録に残るようなレースをするでしょう。ですから私達は記憶に残るレースをします。
伸びしろしかない2ndエイトに乞うご期待。
決めろ!!バーニングスパート!

2年 田中優樹

2013年10月20日日曜日

全日本新人に向けて

こんにちは。全日本新人に女子ダブルで出漕します、ストロークの波多野響子(1)とバウの湯浅恵美子(2)です。
私達は二人とも九州の出身で、高校からの知り合いでもあり、大学では波多野の入学以来幾度となく同じ艇に乗ってきました。
そのためクルー仲は抜群です!
レースの強みはスタートとラストスパートの追い上げで、苦手なのはコンスタントの伸びです。

最近はエントリーから艇を動かしてコンスタントに強くなる練習をしています。
新人では笑顔と九州なまりのはじけるコンビで、ハートフルかつパワフルに漕いでいきますので、よろしくお願いします!

重田先生、掛橋先生、林先生、明石先生、後藤先生、山添先生!
応援よろしくお願いします!
2年 湯浅 恵美子

2013年10月15日火曜日

新たなスタート


全日本選手権では、早稲田大学への沢山のご声援ありがとうございました。対校エイトを応援してくださった皆様、この度はこのような情けない結果に終わってしまい申し訳ありませんでした。

13日をもちまして、私のボート人生もひとつの区切りとなります。実に人生の半分、長いようで短い選手生活でしたが、必死に駆け抜けた10年でした。特に早稲田大学での3年半は、艇庫生活の記憶という記憶がほとんど無い程に、一瞬一瞬に私は生きてきたと感じています。

夏が過ぎ、引退の2文字が頭をよぎった時、人生の半分の時間、信じ続けてきた何かを失うのは怖いことだと思いました。エイトの7番を夢中になって漕ぐことも、長田とペアを走らせることも、高橋の渾身のコールに全身全霊で答えることも、山下とまた同じ艇に乗ってレースに出ることも、60分間エルゴと鬼の形相で格闘することも、身長が縮みそうな程重いバーベルを担いで潰れることも、全て「もうない」のだと思うと、なんだか自分が自分でなくなるような気がしてならなかったからです。
しかし不思議なことに、幸せなことに、今この瞬間はボートが漕ぎたいと素直には思いません。ここまで自分を奮い立たせてくれたエイトの皆、本当にありがとう!対校エイトを結成してから今日までの4ヶ月間の試行錯誤の日々は、私の人生の中でも最高に濃密だったと胸を張って言えます。そしてこの3年半の早稲田大学漕艇部での艇庫生活がこれから先の人生で胸を張って生きて行くための誇りです。

ボートと出会い本当に成長させてもらいました。そのボートを続けることを許してくれた親、ボートを始めるきっかけとなった河口湖にも感謝の気持ちでいっぱいです。

早稲田に来てから、大きな怪我もありました。気持ちとは裏腹に体が全く言うことを聞いてくれない時もありました。それでももう一度新藤が優勝トロフィーを担ぐ姿が見たい、新藤が7番を漕いで早稲田を日本一に導く姿が見たいという暖かい声援に励まされ、今日までがんばることが出来ました。

振り返ってみれば、悔いや心残りはたくさんあります。隅田で慶應なんかに負けたくなかったです。1度新人エイトで優勝しましたが、最後にチームとしてもう一度優勝の美酒を味わいたかったです。早稲田の先輩方が最も喜ぶ瞬間であるインカレ、全日本での優勝を、この2013年の体制で実現したかったです。

残念ではありますが、この後悔と心残りは私達の意思を引き継ぐ後輩たちに託すことになります。私達の忘れ物、「日本一」をできる限り早く後輩が取り返してくれることを願っています。

しかしながら、とっっっっても悔しかった!!!!何年、何十年先になるかわかりません。それでも、いつか必ずこの日本一の忘れ物を取り返しに!岡本監督や水谷ヘッドコーチ、木目田コーチ、波留コーチ、高谷コーチのように私も早稲田に帰ってきたいです。今は大人しくeasy oarですが、この悔しさに突き動かされて、いつしかまた動き出すことでしょう。その時はまた厳しく暖かいご指導をよろしくお願いします。

これまでのご声援、地響きがするような戸田の観衆、私は一生忘れません。時には暖かさに支えられ、時には厳しさに打ちひしがれ、その度に強くなれました。ご指導ありがとうございました。本日をもって新藤耕平は新しい人生のスタートを切りたいと思います。早稲田の皆さん、3年半の間、日本一の夢をありがとうございました。

4年 主将 新藤耕平

2013年10月12日土曜日

漕艇部での4年間を振り返って

大学の4年間は短くも長い濃密な時間でした。
いろんな事がありましたが今ではいい思い出です。
恥の多い4年間を送ってきましたが個性豊かな人達との出会いで私も少しは成長したと思います。
こんな私なんかに関わってくださった皆様ありがとうございました。
山下は山下らしくこれからも生きていきますので何卒よろしくお願いします。

4年 副将 山下 貴大

オール早稲田

早稲田大学漕艇部には胸を張って誇れることがある。
それは、レース時に日本一と言える学生サポーターがいることだ。

これはレースに出場することの出来ない選手とそれを指揮するマネージャー、トレーナー達からなる組織であり、
レース当日、彼らは朝早く練習し、1日中、仲間の応援とサポートでボートコースを動き回る。
決して順位がつくものではないが、彼らの存在は大きい。
大会では出場クルーばかりが目立つが、ぜひこの早稲田大学漕艇部の基盤を作る力強い学生サポーターにも注目して欲しい。


4年女子主将 大石綾美

2013年10月11日金曜日

私の財産

「運動は健康に良い」ということを学校で勉強していますが、なんの根拠もない個人的な考えとして、
あまりのハードさから私はボートを1ストローク漕ぐことで1秒寿命を削って推進力に変えているように感じ、健康には良くないように思えてなりません。

4
年間で35人の選手とクルーを組んでレースに臨みました。
それ以上の数の選手と練習を共にしました。
そしてさらにそれ以上の数の人が私の今いるこの環境を支えてくれました。
この人の繋がり、それからこの人達と共に「日本一」に命を削りながら挑んだ私の経験全てがかけがえのない財産です。

あと少しだけ、ここで得た経験を胸にこの身体全部を使ってボートを漕ぎます。


4年副将 杉山 史門

最高の仲間と最高の舞台へ

僕はボートを漕ぐ事はできないから、1人で勝つことなんてまずもって無理である。
そもそも小学校の時から足が速いわけでも、球技が得意でもないスポーツ向きでない自分がここにいること自体不思議に感じることがよくある。
おそらくここまでやってこれたのはボートが「究極のチームスポーツ」であり、常に「仲間」が居たからだろう。

漕手が気まぐれでCOXに乗ると、絶対にCOXなんてできないとよく言っているが、それは自分でも同様で僕に漕手が務まるとは思えない。
ただそれだけにCOXというポジションには誇りを持っている。
自分の性格に合っているのだなと…。

ラダーワークは上手くないし、勝負勘もある方ではない。
コールもうるさすぎる癖は直らず、脚蹴りのコールなんてバレバレである。
それでも自分の持ち味だけで高校からやり通してきた。

それは

・常に最高の笑顔とテンションでムードメーカーとなる。

水谷コーチに「常に笑顔で居ろ」と言われた6月。
たしかに早慶戦の時は試合何週間も前から顔がこわばっていた。
下級生や他大学、OBから見たらこの4年間、早稲田の高橋はヘンテコな奴だと思われていただろうが、それでいい。
それが僕の立ち位置だったから。

最近RPでのメニューが多くて腰と背中がドンドンくるけど、集大成にふさわしいスピードのある8+に乗っている。
こんな異次元のスピード感をあと少ししか体感できないのは寂しいものだが、
岡本監督の言葉を借りて「漕手を殺す気でコールを掛ける」、漕いでいる漕手も観客も、無論自分も奮い立つようなレースをする。


4年チーフコックス 髙橋 拓哉

2013年10月9日水曜日

カウントダウン

引退まで残り15日・・・
遂にここまで来た。

思えば6年半前、ボートの外見が格好良かったからという
至極単純な理由で早大学院のボート部に入部した。

そして高校時代は満足のいく結果を出せず、大学でボートを続けることを選択、
2年の新人戦後にマネージャーに転向し、今に至る。

はっきり言ってマネージャー業務は決して楽ではなかった。
日々失敗し、怒られ、そこから学習していく毎日。
ボートを漕ぐために入部したのに
何でこんなことをやっているのだろうと思うことも多々あったし、
辞めたいと思う事もあった。

ただ恵まれた同期がいたからこそ、勝たせたいと思う同期がいたからこそ、
ここまでたどり着く事が出来た。

私は選手として金メダルを取ることは出来ない。
ただ、選手に金メダルを取らせる事は出来る。

新藤、大石、大泉、金井、佐藤、白濱、杉山、高橋、長山、山下、山根
そして出町。
最後、絶対に、勝って終わるぞ。

早稲田大学漕艇部
主務 市川和俊

本気でやるということ

私は、一年の11月に漕艇部に入部した。
皆、温かく迎え入れてくれたものの、第一印象は「白いクソガキ」だったように思う。
そして、その印象を裏切らない言動を繰り返していたと思う。
あまり周りになじめず、それを周りのせいにしていた。
それが周りの人を遠ざけていることも知らずに。

自分の入部当初の目標は、インカレに出場することであった。
しかし二年の夏、インカレに出場できなかった自分は、危機感を覚え、ボートに対して真面目になっていった。
揚げ物やファストフードを断ち、食事量が確保できない店には行かなかった。
毎日艇の上でプロテインを飲んだ。
意味の分からないまま闇雲に練習を行うのではなく、目的を明確にして練習を行った。

結果的にインカレに出場でき、漕ぎをほめられることも多くなり、頑張ることの喜びを知った。
自分が変われば、周りを変えることができると知った。
そして周りの評価は、自分のやる気に繋がり、さらに頑張ることができた。
同時に、入部当初の自分は、また、それまでの人生での自分は、いかに頑張って来なかったのかということを、思い知らされた。

ボートというスポーツに本気で取り組んだことで、本当に色んな気付きがあった。
今の下級生はみんな私が一年の頃より真面目に取り組んでいて、偉そうに言うことはないが、どうせやるなら本気でやってほしい。
練習以外でも、食事や体のケア、普段の生活から艇を進めていってほしい。
その方がもちろん成果も出るし、より多くのものを得ることができる。
やればやった分だけ間違いなく財産になる。
私は本気でこういうことを思っている。

私は入部当初と比べて自分が変わったのを感じるし、周りの評価も明らかに変わったと感じる。
そして日々も楽しくなっている。
何かを本気でやることは、かくも効果のあることだったのかと思い知らされている。
未だに食費を滞納したりこのブログ文章の〆切を無視するということはあれど、ボート部に入って何かを本気でやるという経験が出来て、心から幸せである。

「本気」   坂村真民
本気になると
世界が変わってくる
自分が変わってくる
変わってこなかったら
まだまだ本気になっていない証拠だ
本気な恋
本気な仕事
ああ人間一度
こいつをつかまんことには

「本気」   後藤静香
本気ですれば
たいていな事ができる
本気ですれば
なんでも面白い
本気でしていると
だれかが助けてくれる
人間を幸福にするためにも
本気で働いているものは
みんな幸福で
みんな偉い

4年 白濱 勇輝

2013年10月8日火曜日

4年間を振り返って

2010年に早稲田大学漕艇部に入部してから、あっという間に4年がたってしまいました。
この4年間はたくさんの出来事があり、その中で自分は1回りも2回りも、3回りも大人になったような気がします。

2
年の秋には漕手からマネージャーに転向し、部を運営する側の大切さ、大変さを学びました。
そして4年になって再び漕手に戻り、日本一を目指すことの難しさ、苦しさを再確認しました。
それと同時にボートを漕ぐことの楽しさ、マネージャーにしか経験できない楽しさもたくさん味わうことができました。

4年間、普通の部員とはひと味違った貴重な経験ができて本当に良かったと思います。
最後の全日本選手権は無しフォアで出場しますが、
自分にこのような経験をさせてくれた人たちの思いを胸と艇とオールにこめ、
自分たちの実力で成し得る最高の結果を目指していきます。
熱いご声援をよろしくお願いします。

4年 出町 奉丈

2013年10月6日日曜日

佐藤琢22歳の「今」

『恋』とは相手がいないとできません。
そして、相思相愛でないと『恋愛』とは言えません。

「ボート」は、女性名詞だと聞きました。


佐藤琢は決して一途な人間ではありません。
このご時世、とても、誘惑が多いんです。
浮気もしました。辛くて情けなくって嫌いになって逃げ出したときもあります。

けど、ここに残っているのは
諦めきれないからです。
そして、それこそ『人生』であり『ボート』だと思うんです。


「好きだああああああ!!!!!!
と思いっきり叫びたい。


佐藤琢らしく、諦めの悪さを全面に押し出して、がっつきたい。
そして、最後に、
『ボートの女神』を口説き落として、

7年間にも及ぶこの壮大な
片思いの『恋』を成就させたい。

そして、そこから見える景色を是非見たい。

佐藤琢が佐藤琢たる所以を示す。

4年 佐藤 琢