2012年9月8日土曜日

Will

早稲田大学漕艇部の食堂には、年の始まりに部員ひとりひとりが掲げた寸言が貼られています(写真参照)。
毎日目に入る場所に貼ることで、年始に行なった宣言を忘れず、有言実行を叶えるべく日々の練習を重ねていけるように、というものです。

ラストシーズンとなる今年、僕は「徴(しるし)」という言葉をここに掲げました。


食堂に貼られた寸言
















僕は付属高校の出身なので、(間にブランクはありましたが)7年間早稲田のボート部に身を置き、その間数多くの世代のチームを見てきました。

そうした中、7年目の今感じているのは、
ずっと変わらず守られてきた早稲田の伝統は継承しつつも、
各世代それぞれの、独自の個性・カラーが深く印象に残っているということです。

毎年10数人が来。10数人が往く。
110年続いたその繰り返しの中で、2012年という一年で区切った吉原組58人。

今年限りのこのチームで、僕たちにしかできないことをしたい。
これからも続いていく漕艇部の歴史の中のひとつのメルクマール、”徴”を残したい。
そんな想いで一年間過ごしてきました。

あとひとつで引退となった今振り返ると、マネージャーとしてどれだけのことをチームにしてこられたのかわかりません。
残された決して多くはない時間で、ほんのわずかでもチームのための”徴”を残して最後を飾れればと思います。

おそらくこれが、僕の最初で最後のブログ記事となりますが、
この文章もひとつの徴、Willとなることを願って。


4年 マネージャー
村田 直哉

0 件のコメント:

コメントを投稿