2015年11月3日火曜日
「過去の自分に負けない」
こんにちは、女子チーフコックスを務めております、亀本咲季子です。
ボートを始めてから早6年目、高校で引退したときは、こんなに報われないスポーツ、ボートなんて大っ嫌いと思っていた。
しかし、早稲田大学に入学することになり、漕艇部に入部し、高校の頃の自分ではあり得なかったCOXになって、日々伴チャし舵を切っている。
元々人を引っ張るタイプではないし、冷静より感情的、そもそも他者に関心がない、(しかも頑張らないと50kgにならない)私にとって、COXになったことは「迷ったら困難な道を選ぶ」という私の軸に則っての選択である。
結果はやや成功、元から効率の良さと集中力と運の良さには自信があったが、それにプラスしてCOX適性能力が高まった気がする。
今年は、早慶戦とインカレでは優勝することができたが、全日本のエイトでは敗北した。
全日本で優勝するにはまだまだ全然足りない。
あと1年しかないのがすごくもどかしい。
COXになってやっと2年、今シーズンのレースでは、まだまだ全然レース経験が足りないし、自分がもっと優秀だったら漕手の力を引き出せるのに、もっともっとレースに出て勝ちたい、と出場する度に感じた。
負ける度に、優秀なCOXからは程遠い自分に無力さや未熟さを感じ、全然強くない自分に腹が立った。
大学で舵を切るのも残り数回、可愛い後輩のCOXたちに背中を見せられるのもあと1年。
過去の後悔や涙を、全部大成功に転じさせるため、この1年は前しか向かず、突っ走る。
(そしてレース前以外も50kgを保つようにする。)
最高のサポート体制、練習環境で毎日当たり前のように練習できることに感謝し、早稲田の勝利を願い尽力してくださる人々に恩返しできるよう、
今年に引き続き、インカレと早慶戦で優勝することは勿論、さらなる高みを実現できるよう日々ボートに全力を尽くします。
今後ともご支援の程宜しくお願い致します。
人間科学部3年 亀本咲季子
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