2015年1月26日月曜日

副将になって4ヶ月

早いもので、副将に就任してから4か月が経ちました。時が経つのは光陰矢の如しという言葉が身に染みている毎日です。この4か月の間で、自分の中で劇的な変化がありました。 それは、部員一人一人のことを好きになりました。勿論、時折、苛立ちを覚えることもあれば、性格が合わないかもしれない、と感じる部員もいるかもしれません。只、不思議なくらいに全部員のことが好きになったのです。 もしかしたら、副将として早稲田大学漕艇部という組織を見つめることで視座が高くなり、この組織を俯瞰するようになったからかも知れません。 面白いことに、一つ視座の階段を上るだけで、見える景色が、世界が、変わり部員のことを好きになりました。今までは、マネージャーさん達の気持ち、トレーナーさん達の気持ちも考える為に「視野」を広く持つことを意識してきました。 ただ、視座を高く持つだけで、部員一人一人を見ることが出来ることに気づきました。その結果、少しでも視野を広げることが出来たのではないかと思います。 もしかしたら、多くの人は「なんだ、ただ部員を好きになっただけじゃないか?」と思うかもしれません。確かにそうです。ただ、その結果として私にとっての革命的な大きな変化が二つありました。 一つ目は「一人一人の成長を自分のことのように喜べる」ことです。今までは、特に未経験の私にとって他人の成長は自分の対校シート獲得の為の妨げでした。自分だけが勝てれば、対校に乗れれば良い、その為に「自分」が強く・勝つなることだけを考えてきました。私は今もこの考えは間違いだとは思いません。ただ、今になって思うと勿体無い三年間だったと思います。視座を高く持てば、一人一人を好きになり、他人の成長を喜べる。つまりは、自分、一人の時に比べて50倍の喜びの機会を生まれるのです。逆に言うと今までは、50人分(夏なら60-70人)の喜びを味わう機会損失をしていました。こんなに勿体ないことは無いと感じています。 二つ目は「マネージャーさんやトレーナーさんと{本気・本心}で勝利・喜びを分かち合いたい」と思うようになりました。勿論、これらの役職に就く人々は他人の喜びを喜べる感度の高い方々が業務をこなしていると思います。ただ、思うのです。彼らの「100%の喜び」を引き出せているのか?と。 漕手が自分の成長・勝利に喜びを味わうのならば、その喜びを共有し、その喜びを自分の喜びとしたい。サポートの方々が漕手の成長・勝利に喜びを味わうのならば、その喜びを100%引き出すことで、その喜びを共有して、自分の喜びとしたい。 まとまらず、何を永遠と言いたかったのかと言えば、、、、、、、、、、、、、、、、、。 「早慶戦、完全優勝を全員で獲りたい」 全員が、各々のレースに勝つ為に努力した結果ではなく。全員が完全優勝をする為に得た勝利の末に完全優勝した結果を獲りたい。その為には、試合に出る者だけでなく、試合に出ない漕手・マネージャー・トレーナー・コックス人々も完全優勝の為の当事者意識を持って欲しい。また、その為に自分が最上級生・副将として何が出来るかを考えていきたい。 考えてみるだけでワクワクする。全員が完全優勝を目指して、各々が勝ち、結果、完全優勝をすることを。今までの早稲田の雰囲気は各々が勝つだけに練習を行っているように下級生だった私からは映った。その結果、対校とセカンドには妙な距離感が生まれた。完全優勝を目指して、成し遂げれば、今までの二倍の勝利を喜べる。「レースをクルーとして勝つ喜び」「組織として勝つ喜び」。勿論。サポートの方々は感度が高いので「レースをクルーとして勝つ喜び」にも共感してくれる。ただ、もし「組織として勝つ喜び」を味わうことが出来れば、補漕の漕手も、トレーナーさんも、マネージャーさんもコックスさんも。もっと言えば、OB・OGの方々、監督・コーチ陣も「当事者としての喜び」を得ることが出来る。 早慶戦、完全優勝をすることが出来れば「組織として勝つ喜び」を得ることで、早稲田大学漕艇部の関係者の全てが「当事者としての喜び」を味わえる。もし、全員が喜びを味わえれば、私にとって最高の喜びになるだろう。 私にとって最高の喜びを得るために、残り3か月。出来ることを全てやりたい。 また出来ることならば、部員のみんなに協力して欲しい。自分の勝利の追求の末の勝利ではなく、組織の勝利の追求の為の勝利を目指して欲しい。その為に、視座を一段高くして、自分が完全優勝に貢献出来ることを考えて、実行して欲しい。その為の道標を印すこと。支援は幹部・最上級生が必ずする。また、私の持論だが、本気になればなるほど、当事者意識は生まれ、目標が達成された時の喜びは倍増すると思う。 大変、厚かましく恐縮ですが、「組織」で勝つ為には、OB・OGの方々、父兄の方々の支援が必要不可欠だと考えています。ご支援の程、宜しくお願い致します。 男子部として、インカレ、全日本選手権は「総合」という目標の設定は行っていない。 つまり、「組織として勝つ」喜びを最も得られるのは早慶戦だと考える。人数・規模では慶応には勝てない。ただ、ONE WASEDAとして全ての関係者の結束力があれば、勝てると信じている。全員の力で完全優勝を獲りに行きたい。また、中々、面と向かっては恥ずかしくて「みんなのこと好きだ」とは言えないので、このような機会を提供してくれた(たまたまブログの機会が回ってきた)井原MGに感謝したい。(笑) 長文を最後まで読んで頂き有難うございました。 副将 スポーツ科学部3年 藤井英貴

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