2014年9月7日日曜日

引退を前に


4年チーフトレーナーの茂庭です。
2011年6月に入部してから3年3か月が経ち、もうすぐそこに引退する日が近づいています。
ブログを書くのは最後になりますので、長くなりますが少し振り返らせていただきます。
高校までは生まれも育ちも北海道で過ごしました。
大学から上京しました。
浪人をしていることに少なからず引け目を感じていた僕は大学では他の人よりも頑張らなくては差をつけられた1年は埋まらないと打ち込めるものを探していました。
どうせやるなら日本一を目指す部活でトレーナーの勉強をと飛びましたが、
想像していたよりも遥かに大変で、勉強しなきゃいけないことも多く、
1年の頃はほぼ毎日辞めたいと思っていました。
2年の頃はそれなりに知識もつき、選手のリハビリ計画などサポートでることが増えてきたこともあり、
大会のたびに選手達から感謝の言葉をもらえ、役に立てているんだなと嬉しく思えることが多かったです。
代替わりしてからは、一番楽しくも苦しかったのを覚えています。
最上級生として活動する中で、組織の中での自分、
トレーナーの存在意義や活動方針から考えることが多く、
選手のためになると考えたことをワクワクしながら導入しつつも、
上手くいかないこともあり、本当にこれでいいのかを悩むこともありました。
常に考え、迷い、行動し、すごく濃密な日々を過ごしました。

僕のトレーナー活動は漕艇部の引退をもって一区切りをつけるつもりです。
ほとんどの選手がそうであるように今までと違うフィールドで挑戦していきます。
しかし、早稲田大学漕艇部で学び、経験したことは必ず活きてくると思っています。
自信をもってそう言えるほどのいろんな経験させてくれた選手、監督・コーチの皆様には感謝しています。

先日の全日本大学選手権の時に部員全員が一言ずつ決意表明や、目標などを書いた横断幕を作りました。
僕はそれに“All's Well That Ends Well”と書きました。
意味は「終わりよければすべて良し」です。
日本で本当の一番を決める全日本選手権で一番になれれば、
今までの努力、失敗、苦悩は全て成功に必要な事だったと誇りに思えるでしょう。
懸命に頑張っているのを見続けてきた選手、そんな漕手を一緒に支え続けてきたトレーナーとマネージャー、ご指導ご鞭撻を賜りました監督・コーチの皆様と一緒に良しと思える瞬間を9月14日に味わえるように今自分ができることをやっていきます。

最後に、1年の頃から一緒に頑張ってきた同期達のの喜ぶ顔が一番見たいです。
サポートの皆、全力で選手を支えよう!
選手の皆、一番に帰ってきてくれることを信じてます!

スポーツ科学部4年 チーフトレーナー 茂庭佑希

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