2014年9月10日水曜日

勝ち締め


ついに明日からラストレースとなる全日本がはじまります。
私は1年生の7月、漕艇部に入部しました。理由は『日本一になってみたい』でした。

未経験からボートを始めた私にとって、最強のメンバーがそろう早稲女のなかで生き残ること(試合に出ること)は容易なことではありませんでした。
そこで私は強みを作るべく練習しました。
そして〈クルーに合わせるシンクロの技術〉を自分の武器にしてきました。
全日本は女子ペアで出漕しますが、この3年半わたしを成長させてくれたこの武器で勝ちにいきます。
ストロークを漕ぐ後輩の土井は、パワフルで私を引っ張ろうと常に全力で漕いでくれます。
私もパワフルかつシンクロを最大限発揮し、頂点をとってきます。

私は女子エイトでも出漕します。
エイトは後輩が多く乗っており新体制へのバトンタッチの意味をもつと考えています。
メダルを取った経験は必ず競技者として、財産や飛躍の足がかりとなると思います。
4年生として、坂内と共に後輩に伝えていきます。

女子主将としての1年間を振り返り、1番良かったと思うことは、部員の努力を間近で感じ、見守れたことです。
そしてレースで早稲田の一体感が出たとき、このチームの主将をできて幸せだと思います。
部員みんなとのラストの時間を、勝って締めくくります。

ボートをはじめ半年で6回も沈をしていた私には、優勝したり、主将をする姿など想像できませんでした。
早稲田大学漕艇部は私を大きく成長させてくれました。

いつも側にいてくれた同期
一緒に乗って下さった先輩方
切磋琢磨した女子のみなさん
とにかく元気で、女子とは違う視点や意見をくれた男子のみなさん
サポートしてくれたマネージャー、トレーナーさん
いつも応援してくれる親
応援や声かけをして下さるOB・OGの方々
そして、御指導して下さる監督コーチの方々

皆様に感謝しています。
最後まで私らしく、ボートに向き合ってきます。

応援よろしくお願いします。

スポーツ科学部4年 女子部主将 辛島瑞加

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